新しい住まいを建てるにあたり、もちろん建築工事は避けられません。
しかし、打合せが長引くことや工事期間が長引くことでストレスを多く感じたり、近隣住民にご迷惑をかけることになってしまうのでは？とさらに心労が祟ってしまします。
そんな新しく住まいを建てたり、リフォームを希望する際に誰しもが感じる不安に対して、今回はじっくり深掘りをしながら解決策を考えていきたいと思います。
実際にこの悩みで今現在、前に進めていない方も、この記事を読んで少しでも後押しにできればと思っています。
【建築工事の気になる不安】
①そもそも工事期間が長引く原因は？
②近隣住民にはどんなご迷惑が？
③工事期間を短くする方法はあるのか？
④近隣住民へのご挨拶や配慮の仕方は？
本ブログはこの4点について着目してお話していきたいと思います。
≪①工事期間が長引く原因とは？≫
工事期間が長引く原因は、以下のようなことが挙げられます。
・なかなかコンセプトが定まらない
多くの打合せを行いながら新しい住まいのコンセプトやデザイン等を詰めていきますが、夢はどんどん広がるものです。
新たな希望や要望など、工事内容の変更は常に発生してしまいがちです。
お客様（施主様）の芯の通ったコンセプトが定まっていないと、どうしても内容変更が発生しやすく工期も長くなってしまいます。
その為にも、事前の打ち合わせは綿密に行う必要があります。
・予期せぬ事態が発生した場合
建築工事は、予期せぬ事態が発生することこともしばしばあります。
例えば地盤沈下や配管のトラブルなどもいい一例です。
昔の区画整理は今ほど精密ではない為、掘り起こしてみると近隣の境界線をまたいでしまっていたなんてことも発生してしまうかもしれません。
・材料の手配や天候不良のトラブル
原材料や資材が在庫状況などによりなかなか手配できなかったり、天候不良により作業の中断なども工事期間の延長につながる大きな要因となります。
≪②近隣住民へのご迷惑とは？≫
建築工事は、騒音や振動、粉塵等、様々な要因で近隣住民にも影響を与えます。
特に夜間や早朝の工事音は住民の生活環境への影響は甚大です。
また通行路や駐車場等、住民の利用する場所の確保も重要となります。
≪③工事期間を短くする方法はあるのか？≫
・綿密な打ち合わせとイメージ共有
お客様自身でコンセプトやイメージを表現するのはとても大変な作業です。
ここで「インテリアコーディネーター」の登場です。
工務店によってはインテリアコーディネーターが常勤している場合があり、打合せの段階からデザインやコーディネートを含めた打合せが可能になります。
そうすることで、コンセプトやイメージが明確になり工務店とお客様の間でも共有することができ工事をスムーズに進めることができるようになります。
・計画的なスケジュール管理
建築工事においては、スケジュール管理が非常に重要です。
細かなスケジュール作成や工程管理を行うことで工事期間を予定通りに完遂することができ、いわばここが『工務店の腕の見せ所』になります。お客様自身ではスケジュールについて何か行うことはありませんが、この工程管理が安心して任せられる工務店を選ぶようにしましょう。
・資材や設備の充実
スケジュール管理や工程管理が徹底出来ている工務店は資材や設備に関しても事前行動がとれており、工事期間中に資材不足などの心配をするリスクは軽減されます。
配送状況や天候不良等、どうしても発生しうる問題があったとしても、優れた工務店は工程管理の徹底により作業効率を上げながら工事期間の完遂が期待できます。
≪近隣住民へのご挨拶や配慮の仕方は？≫
近隣住民へのご挨拶や配慮を行うことで、工事期間中のトラブルやクレームを回避することができます。
以下は、具体的なご挨拶や配慮の一例です。
・事前にご挨拶をする
・近隣住民への配慮
工事が始まる前にご挨拶回りをすることで工事内容や期間を説明し、理解を得ることが重要です。
また、近隣にお住まいの方々にとっては建設現場の騒音や粉塵、臭いなどが生活に影響を与えるため、工事内容によっては作業当日にも改めてご挨拶に伺うことでよりトラブルを回避することができます。
しかし、近所付き合いのある馴染みの深い近隣住民の方ならご挨拶に伺うのは自然ですが、様々な作業と様々な影響が考えうる工程を、都度お客様が直接ご挨拶に回るのは現実的ではありません。
その為、工事に関わる近隣住民へのご挨拶は、施工する工務店や工事業者が行ってくれるケースも多くあります。
ぜひ、その点は施工する工務店にお願いをしたいところです。
【まとめ】
工事期間が長引くことは、お客様にとっても近隣住民にとってもストレスや不便など多々あることが分かりました。
しかし、以下の解決策を行うことで、不安材料は取り除けることも分かりました。
①事前打合せにて、インテリアコーディネーターと多くのコミュニケーションを図り、綿密なコンセプトやイメージづくりを行うこと
②工事前に近隣住民への挨拶回りや工事内容に対する近隣住民への配慮等、工務店や工事業者との連携やサポート体制
③資材管理やスケジュール管理等、お客様と工務店の間でのこまめなコミュニケーションと信頼関係の構築
人生に何度とない経験である「夢のマイホームづくり」、建築の技術やスキルはもちろんとても重要ですが、建築工事においてお客様と工務店の間でのコミュニケーション量や情報共有の密度によっても、満足度や理解度は大きく変化することが見えてきました。
ぜひ、工務店を選ぶ際の一つの情報としてこの記事を思い出していただければ嬉しいです。
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松田 真吾
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