不動産会社が教えたがらない「囲い込み」とは?売主が損をしないために知っておくべきこと
不動産売却を検討されている方の中には、
「できるだけ高く売りたい」「早く売却したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし実際には、不動産業界には一般のお客様が知らない「囲い込み」という問題が存在します。
今回は不動産売却で損をしないために知っておきたい囲い込みについて解説します。
- 囲い込みとは何か
- なぜ囲い込みが起こるのか
- 売主様に与えるデメリット
- 囲い込みを防ぐ方法
- 信頼できる不動産会社の選び方
囲い込みとは何か?
囲い込みとは、売主様から売却依頼を受けた不動産会社が、
他社からの購入希望者の紹介を制限する行為を指します。
本来であれば、売主様の不動産はできるだけ多くの購入希望者へ公開されるべきです。
しかし一部の不動産会社では、自社だけで買主を見つけようとするケースがあります。
なぜ囲い込みが行われるのか?
理由は仲介手数料です。
不動産会社は売主様と買主様の双方から仲介手数料を受け取ることができます。
そのため、自社だけで取引を成立させたいという動機が生まれる場合があります。
3,000万円の不動産売却の場合
売主様からの仲介手数料:約105万円
買主様からの仲介手数料:約105万円
合計:約210万円
もちろん全ての不動産会社が行っているわけではありませんが、
売主様としては知っておくべき知識です。
囲い込みによる3つのデメリット
① 売却期間が長くなる
購入希望者への情報公開が限定されるため、
本来よりも売却まで時間がかかる可能性があります。
② 売却価格が下がる可能性がある
売却期間が長引くと価格変更を提案されるケースがあります。
結果として本来売れた価格より低い金額で売却してしまうこともあります。
③ 適正価格がわからなくなる
多くの購入検討者から反応を得ることで市場価格が見えてきます。
囲い込みによってその機会が失われる可能性があります。
囲い込みされていないか確認する方法
レインズ登録を確認する
専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合、
不動産会社はレインズへの登録義務があります。
登録証明書を受け取り、
登録されているか確認しましょう。
活動報告を受ける
売却活動中は以下の内容を確認しましょう。
- 問い合わせ件数
- 内覧件数
- 広告掲載状況
- 購入検討者からの反応
透明性の高い会社ほど定期的に報告を行います。
高額査定にも注意が必要
売却相談をすると複数の会社から査定価格が提示されます。
- A社:3,300万円
- B社:3,500万円
- C社:3,900万円
当然ながら高い査定額に魅力を感じます。
しかし実際に売れる価格とは別問題です。
重要なのは査定額ではなく、
その価格の根拠をしっかり説明できるかどうかです。
不動産会社選びで大切なこと
売却成功のためには査定額だけで会社を選ばないことが重要です。
- 売却戦略を説明してくれる
- 活動報告をしてくれる
- メリットだけでなくデメリットも伝える
- 地域相場に詳しい
- 売却以外の選択肢も提案できる
こうした会社であれば安心して相談できるでしょう。
まとめ
不動産売却は人生の中でも大きな取引です。
「高く査定してくれたから」
「大手だから」
だけで判断するのではなく、
売主様の利益を第一に考えてくれる会社を選ぶことが大切です。



