「表面利回り10%以上!」「高利回り物件!」
このような広告を見ると、「家賃収入がたくさん入るお得な物件」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、不動産投資で失敗する方の多くは、利回りだけを見て購入を決断してしまっています。
実際には、高利回りには理由があり、その理由を理解せずに購入すると、想定以上の修繕費や空室リスクを抱えることがあります。今回は、不動産会社兼建築会社の視点から、「利回りだけで物件を選んではいけない理由」を解説します。
利回りとは?
利回りとは、購入価格に対して年間家賃収入がどれくらいあるかを表す指標です。
【計算例】
- ・物件価格:2,000万円
- ・年間家賃収入:200万円
➔ 表面利回り:10%
数字だけを見ると魅力的ですが、この利回りには修繕費・管理費・固定資産税・空室などは含まれていません。
つまり、「実際に手元へ残る利益」とは異なる数字です。
高利回り物件には理由がある
高利回り物件には、次のような背景があることが少なくありません。
- 築年数が古い
- 空室率が高い
- 修繕履歴が少ない
- 擁壁や高低差など建築リスクがある
- 再建築が難しい
- 入居者募集が難しいエリア
高利回りという数字だけで判断すると、購入後に多額の修繕費が発生し、当初想定していた収益が得られなくなるケースもあります。
建物の状態を確認することが重要
中古収益物件では、建物の状態が将来の収益に大きく影響します。
特に確認が必要な箇所:
☑ 屋根
☑ 外壁
☑ 防水
☑ 給排水管
☑ シロアリ被害
☑ 雨漏り
☑ 外壁
☑ 防水
☑ 給排水管
☑ シロアリ被害
☑ 雨漏り
これらに問題がある場合、数百万円規模の修繕費が必要になることもあります。
購入前に建物診断を行うことで、将来のリスクを把握しやすくなります。
まとめ
高利回りという数字は、不動産投資を判断するための一つの目安に過ぎません。
本当に重要な判断要素:
- 建物の状態
- 土地の安全性
- 将来必要となる修繕費
- エリアの需要
- 融資評価
これらを総合的に判断することが大切です。
次回予告
「高利回りでも銀行がお金を貸したがらない物件の特徴」について詳しく解説します。



